ありがとう通信

2015年 社長の話し第12弾

ありがとう通信 2015年12月1日

早いもので、今年も終わりの月になりました。
今年も皆様には一年間本当にお世話になりありがとうございました。
そして、この❝ありがとう通信❞も毎月お読み下さりありがとうございます。
来年もいろいろな面で頑張っていきますのでどうか宜しくお願いします。

さて、今月号では「自分の一年を振り返ってみて」と題して書かせて頂きます。
今こうして❝ありがとう通信❞を書かせて頂いているという事は健康でいられ、
会社も順調に運営させてもらっているからこそです。とても、ありがたい事です。

毎年の事ですが、この一年を振り返ってみても、とても多くの人との出逢いがありました。
人と人との強い結びつきを『絆』といいますが、この言葉は、私の好きな言葉の一つです。
「人は絆を求めて生まれてくる」と聞いたことがあります。

私たちは皆、人との絆の中で生きています。
たくさんの人たちと関わることで、私たちの毎日は回っています。
魂は常に「絆」を求めています。
自分とは違った個性を持つ人たちと関わり合い、
葛藤する事によって自分自身を見つめ直し、成長しようとしています。

「切磋琢磨」という言葉があります。
玉や石を切り刻んで磨きをかけるように、仲間同士がお互いの人格を磨き合うという事ですが、
私たちの魂も人とのたえざる切磋琢磨の中で輝きを増し、
成長していくと何かの本で知りました。
それは、自分を取り巻く全ての人達が自分の魂の「磨き砂」であるという事だと思います。

私は人との出逢いは、偶然ではなく必然であると感じています。
「宿命」とか「運命」とかが大きくかかわっていると思うのです。
「宿命」と「運命」は違っていて「宿命」は生まれた時にはもう決まっていて、
一生変える事のできない人生の要素です。生まれた国、時代、家族、自分の肉体などです。
「運命」は自分自身の意思と努力で作り上げていく人生の要素でもあります。

私がその事を知った本がありました。その中から一つの例を書きます。
例えばこの時代に生まれたあなたは、別の時代の人には逢えません。
日本で暮らしているあなたと地球の反対側のどこか奥地に住む人は、絶対逢えないわけではありません。
が、日本に住む人に比べたら逢う確率はぐっと低くなります。

「宿命」から見て難しいのです。
しかし、行動次第では「宿命」の枠内にある出会いの可能性は無数です。
その中から誰と出逢うかは「運命」です。
どんな場所に行き、どんな事をし、どれだけ積極的に人と関わろうとするかが
出逢う相手を決めます。
その時の自分の波長の高さも出逢う相手を決める重要な要素ですし、
出逢った相手とその後どのように絆を結び、
深めていくかも自分次第の「運命」になります。

ここで少し私事を書かせて頂きます。
10月31日に私の父が亡くなりました。
本当に多数の方々にご参列頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
会社の中では何年も前から現場を離れていた父ですが、存在感のある父でした。
周りの人達から好かれた父を想うと、良い絆をつくってきたんだなぁと思います。
悲しく、寂しい気持ちですが、いつまでも悲しんだり後悔をしたりしていると、
この世に後ろ髪をひかれ、天に上がれないと聞いたことがあります。
ですから、私は悲しみを感謝に変えていきます。

私は今までも長い間の中で良い縁をたくさん頂きました。
その人たちとの絆を大事にしていきたいですし、自分の波長を良い方に高めて、
良い縁を頂ける様、良い絆を作れるように日々精進していきたいと思っています。