ホリモクスタッフの話

平野裕治のエピソード

こんにちは、いつもお世話になっております。平野(専務)です。
毎日毎日、大変忙しくさせて頂いております。ありがとうございます。 m(_ _)m
  ・・・!? エピソードネタがない!どうしよう!最近ほぼどこにも行ってない!・・・・
  んー、たまには真面目に建築屋さんらしく、お仕事のお話しでも書きますか!
✋皆さん、「省令準耐火構造」 なんて言葉聞いたことありますか??
 火災保険に入るときに「省令準耐火構造」になっていますか?
 なんて保険屋さんに聞かれた方いらっしゃると思います。
 新築を竣工・引き渡しをさせて頂いた施主様から、たまに問い合わせがあったりします。
 この「省令準耐火構造」という工事!
 この仕様になっていますと、なんと保険料がほぼ半額になるよ!というものです。
 しかし、この構造とするにはそれなりの材料費・施工手間が発生します。
 ではまず、「省令準耐火構造」の特徴からです。
①隣家などから火をもらわない(外部からの延焼防止)
②火災が発生しても一定時間部屋から火を出さない(各室防火)
③万が一部屋から火が出ても延焼を遅らせる(他室への延焼遅延)
 次に具体的にどんな工事をするのでしょう??
①に関して!外壁・軒裏を防火構造とし、屋根は不燃材料を使用します。
②に関して!天井や壁に指定の厚みの石膏ボート貼ります。(防火被覆といいます)
③に関して!部屋ごとに石膏ボードで区画を作り、火が通り抜ける空間をなくします。
 簡単に言うとこんな感じです。もう少し、詳しく書きます。
 防火被覆(石膏ボード)を貫通してくるもの!例えばパイプファン、コンセント、スイッチ、ダウンライト、
 換気設備の吹き出し口などがありますが、鋼製の枠で覆ったり、不燃のダクトを使用したり、
 壁の中に火が入り込みにくい構造とします。
 そして、壁下地に一般的によく使用される胴縁は使うことができません!!
 胴縁を使うと、柱と石膏ボードの間に隙間が出来、火の通り道が出来てしまうからです。
 現在のホリモクの新築では、「省令準耐火構造」仕様に限らず全ての新築住宅を胴縁は使用しないで、
 合板を使用しております。耐震の補強材として、手摺・カーテンレール・エアコン等の下地にもなります。
      (合板の使用は良いことばかりですね!!)
 では、仕上げ材に羽目板等の木!!は使えないのでしょうか??
 いいえ!そんなことはありません。例外もありますが、基本石膏ボードを張れば、
 その上の材料は羽目板等の木でも使えるのです。構造材以外ならばOKです。
 という事は!!化粧の丸太梁等・和室の真壁構造の柱は基本出すことはできません。
 基本ダメ!と書いたのは!少し工事金額を追加していただければ可能です。
 単純に保険の割引金額と、「省令準耐火構造」仕様の工事費を比べると、
 もしかしたら工事費が上回ってしまう事もあるかもしれません。
 しかし、家としての性能は上がります。火災に対する安心度も増えますよね!!
 どのように考えるかは、皆さん次第です!
 以上、簡単にご紹介しました。ありがとうございました。
もっと詳しいことを聞きたいよ!という方は、いつでもどうぞ!ホリモクまで!